【ケッパー】ってどんな食材?おしゃれな料理に使いたい!豚肉のレシピつき
みなさんはケッパーの実を食べたことはありますか?
サーモンのマリネなどに使われている緑色の丸い小さな実です。食べたことがない方に説明するとすれば、5mmサイズで酸味強めのオリーブといったところでしょうか。
マリネやパスタ、サンドウィッチなどいろんな料理のアクセントとして入っていることが多いケッパー。私はなぜかあの実が大好きで、瓶入りの酢漬けのものを買ってきて、サラダに混ぜたりして食べることがあります。
サーモンなど脂の乗った魚と相性が良く、旨味と甘みを感じるペッパーの実はフレンチやイタリアンのレシピにぴったりですが、いったいどんな植物の実なんでしょうか??
気になってきたので、今日はそのケッパーについて調べながら、豚肉に合うレシピもご紹介したいと思います!
Contents
可愛い花の蕾がケッパー
ケッパーとは地中海沿岸からイランやアフガニスタンに自生するフウチョウボク科の低木。その木になる小さな蕾(ケッパーの実)を酢漬け・塩漬けにしたものを料理に使っています。
ケッパーの実を摘み取らずにいると花が咲きますが、白い花びらに薄紫の雄しべが美しく、観賞用としても人気があるそう。種や苗から育ててみるのも楽しいですね。
ケッパーの他に、ケイパー、ケーパーなど表記や呼び方の違いがある場合がありますが、全て同じものです。15世紀ごろにはフランスの書物などにケッパーについての記述があり、解毒・解熱作用、また食欲改善などの効果があるとされていました。また北アフリカでは、ケッパーと蜂蜜を混ぜたものを保湿クリームのように体につけていたんだとか。
ダイエットにもいい?話題のカプリン酸
実際、ケッパーには脂肪酸の一種である「カプリン酸」が含まれています。これはココナッツオイルやエゴマオイル、飲む美容液として知られるMCTオイルなどにも含まれており、脂肪燃焼を促す効果のほか、保湿・解熱・抗菌効果などが期待できます。
サーモンのマリネに和えてあるケッパーは、お刺身にワサビをつけるのと同じで、抗菌の意味合いもあるそうです。
動脈硬化や高血圧予防に!ケルセチン
カプリン酸の他に、「ケルセチン」というポリフェノールの一種も含まれています。ケルセチンは血糖値を下げる、抗酸化作用、抗炎症作用などの効果があります。
酢漬け・塩漬けになっているものは、塩分が強くなっています。使うお料理によっては、塩抜きしてから使うなどして、塩分の取り過ぎにならないよう注意しましょう。
ケッパーはどうやって使う?
ケッパーの実は、塩漬け・または酢漬けで販売していることが多く、スーパーや輸入食品店で買うことができます。塩漬けしてあるものは塩抜きしてから使うことが多いですが、食材に合わせて塩抜きせず使っても問題ありません。味を見ながら量・塩分の加減を行ってください。そのままでも、刻んで細かくしてもOKです。
よく食べるレシピとしては、サーモンのマリネとして和えてあったり、パスタの具として使われていたりします。
でも家庭でケッパーを使う場合、食べ慣れていないと、ひと瓶使い切れるのかちょっと心配ですよね。
ケッパーの実を使ったレシピは様々あり、ケッパーを使ったおにぎりや炊き込みご飯、サーモン以外のお刺身と作るマリネやカルパッチョ、ポテトサラダに和えたり、スープの具にしたりといろんな食べ方があります。
今日は、豚肉と合わせたレシピをご紹介します。
豚ロースのソテー バターケッパーソースがけ
材料
ロース肉 ステーキ用 2枚(200g2枚)
ケッパー 大さじ1程度
生クリーム100cc
白ワイン 大さじ2
バター 大さじ2
ニンニク ひとかけ ※スライスにする
- ステーキ用の豚ロースは、筋切りして塩コショウをふり、小麦粉をまぶします。
- ニンニクひとかけスライスを、オリーブオイルを熱したフライパンで香りが出るまで火にかけます。軽く色がついたニンニクは、一旦取り出しておきましょう。
- ニンニクを取り出したフライパンで、豚ロースを焼いていきます。中火でじっくり焼いていきましょう。
- お肉の両面がきつね色になり、中まで火が通ったらお肉を取り出しておきます。
- フライパンに白ワイン、バター、生クリーム、みじん切りにしたケッパーの実、先ほどのニンニクを入れ、サッと火を通しソースを作ります。
お肉の上にかけて出来上がり!
豚肉以外のお肉や、白身の魚などでもお試しください。
いかがでしたか?
いろんな料理に使えるケッパーの実。ピクルス感覚で使ってみてくださいね。