お子さんにはバランスよく色んなものを食べてもらいたい!と工夫をして食事作りを頑張っているお母さんは多いのではないでしょうか。
味付けを考えたり、見た目を凝らしたり、頑張っているのに食べてくれない(泣)!!と嘆くお母さんもいらっしゃるのでは。
栄養バランスを考えて、お肉も食べてほしい!と思いがちですが、無理に食べさせようとすると苦手意識が強まることも。
今日はお肉に焦点を当て、お子さんのお肉が苦手な理由と、こうすると大丈夫になるかも?というアイディアをまとめてみました。
ちょっとしたことで、食べられるようになるかも!ぜひご検討ください。
Contents
なぜお肉が苦手なの?
子供のお肉が嫌いな原因ってなんでしょう。よくある嫌いな理由を挙げてみますね。
匂いが嫌
味が嫌
肉が噛み切れない
こういった事が原因で、お肉が食べられないというお子さんは多いようです。
そして健康に育ってほしいから食べさせたい、でも無理やり食べさせたくないと悩むお母さんも多いそう。
これ以外にも、見た目が嫌、食感が嫌…など理由は子供によって違いますが、上に挙げた3つの原因の理由と、食べられるようになる方法を考えてみましょう。
ちょっとしたことで食べてくれるようになるかも!?
匂いや味が苦手
子供は大人より匂いに敏感です。大人があまり感じない肉の匂いなど、生臭い匂いが苦手だと感じていることがあります。
子供用にと味付けを薄味にすることで、逆に肉の生臭さを感じてしまい食べられないこともあるそうです。
匂いが苦手な場合
調理前に匂い消しをしてみましょう。お酒、ヨーグルト、牛乳などが定番です。
お酒は日本酒、ワインなどでも良いです。
15分から30分ほど漬けてみましょう。
お酒を使う時は、加熱でよくアルコールを飛ばしてくださいね。
ヨーグルトや牛乳のタンパク質には、匂いを吸着する効果があります。また匂いを消すだけでなく、肉をやわらかくする効果もあるので一石二鳥。
漬け込む前に、筋切りやフォークで穴をあけておくなどすると、染み込みやすくなるのでおススメです。
味が苦手な場合
出汁などでうま味を付けてあげると、薄い味でも深みがでます。
昆布だしなど和食の出汁だけでなく、コンソメ、ブイヨン、鶏ガラスープなども◎。
また、焼き肉用のタレなど、子供用が販売されています。
刺激物の入っている焼き肉のタレなどは使わず、子供用のものを味付けに使ってみたりも良いかもしれません。成分表などをよく確認してみてくださいね。手作りタレも良いですよ。
肉が噛み切れない
子供は大人より噛む力が弱いです。
噛む力が弱いので、噛み切れずにいつまでも呑み込めないことがあり、それが苦手意識につながることがあります。
また、脂身が少ない肉のパサパサ感が苦手という場合もあれば、逆に脂身や鶏の皮の食感などが苦手という場合など、舌触りが原因の場合もあります。
肉を柔らかくしよう
お肉の筋切り、また叩いて柔らかくしましょう。
筋は、赤身と脂身の境目。包丁の先で、2~3cmくらいの感覚で切り込みを入れます。筋を切ることで、肉が縮んで固くなるのを防ぎます。
さらに、肉をたたくことで繊維をほぐし、やわらかくなります。
包丁の背で肉の表面をたたくなどしてみましょう。
舌触りが苦手で食べられない場合は、なるべくその部分を取り除いてあげましょう。
脂身が苦手な場合は脂身を取り除いてから調理、
肉のパサパサが苦手な場合は、先に述べたヨーグルト、また塩こうじに漬け込むのもおススメです。
塩麹は酵素が含まれており、肉のタンパク質を分解しやわらかくしてくれます。
旨みもあるので、唐揚げやポークソテーなどにしてもいいですね。
パイナップル果汁などでも同じ効果がありますよ。
一緒にお料理しよう
お料理に興味のあるお子さんなら、一緒にキッチンに立ってみるのも良いですね。自分で作る楽しさのせいか、苦手なものが食べられた!というお子さんも多いんだとか。
また、お友達が食べている姿を見たら自然に食べられた、
お店で、食材を子供に選ばせたら食べられた、など
ちょっとした環境や行動の変化で、きっかけを作ることもできます。
いかがでしたか。
大人でも、昔は嫌いだったのに今は好きというものがありますよね。
苦手ものを無理に食べさせるのではなく、なぜ苦手なのかを探りながら、好きな食べものを増やしていけたら良いですね。
肉の匂い消しや柔らかくする方法などは、小さなお子さん向けでなくても、お肉を美味しくするコツです。ぜひお試しくださいね。