こんにちは。
突然ですが、皆さんがよく買うチーズはどんなものですか?
わたしはシュレッドチーズを良く買います!

忙しい朝、パンの上に振りかけてトーストしてもいいですし、色んな料理の仕上げにパラリとかけてとろけさせたり…と使い勝手が良いところがポイントです。

だけど欲張って大容量のものを買うと、あっという間にカビが出来たりして泣く泣く処分といった事も。もったいないですね!

シュレッドチーズは開封から2,3日では食べきらないなと思ったら、冷凍すると良いそうです。
冷凍の際のコツは、

  1. 平べったくして冷凍。フリーザーバッグなどに小分けにするのも〇!
  2. 1時間冷凍庫に入れたら、一旦取り出して振ったりもんだりする。こうすることでチーズ同士がくっつかず、パラパラのままになります。
  3. 再度冷凍庫へ。冷凍とはいえなるべく早く食べましょう!  

わたしもこれからはそうします(;^_^A

ということで今回は、チーズの歴史とおススメ豚肉レシピをご紹介いたします!

Contents

チーズの歴史

チーズの歴史は古く、紀元前4000年には古代エジプトの壁画にチーズを作る様子が描かれていたとか。

発祥の地域ははっきりしていないそうですが、ヨーロッパや中央アジア、中東など様々な地域でチーズは作られていたそうです。

日本へは6世紀頃、シルクロードを通り中国や朝鮮半島から、仏教とともに乳牛を飼う事が伝えられました。

その後、栄養価の高い牛乳を保存するための方法として、牛乳を長時間煮詰めて作られる「蘇」という食品ができました。
これが日本でのチーズの原型と言われています。

蘇ってどんなの?

2020年、コロナ禍で学校給食がストップするなどして、牛乳が大量に余り廃棄せざるを得ない状況となりました。ニュースでも話題になりましたね。

この時、牛乳を家庭で買って応援しよう!という流れとともに、牛乳だけで作れる手軽さから、この「蘇」がSNSなどで取り上げられました。

蘇は日本で初めて作られた乳加工食品ですが、レシピはきちんと残ってはいないため、憶測のレシピで現代でも作られているんだそう。

古代のチーズ、作ってみたい!ということで、自粛中にわたしも作って食べてみました。
見た目はチーズケーキのような感じで、しっとりしたやわらかめのクッキーの様な食感、味はミルクキャンディのような濃厚な味でしたよ。
山形のお菓子「おしどりミルクケーキ」のような、やさしい懐かしい味といった感じでしょうか☺(ミルクケーキ食べたくなってきました♪)

蘇のレシピ

蘇を作ってみたい方!レシピをどうぞ↓↓
かなり根気のいる作業ですが、誰にでも作れる簡単なレシピです。

出来上がったものに、はちみつやメープルシロップをかけて食べるのもおススメです。

日本でのチーズの広まり

江戸時代、徳川吉宗が現在の千葉県で白牛の放牧を始めると、それとともに牛乳を煮詰めて作る「白牛酪」という乳製品が献上されるようになったそう。
これは今でいうバターの様なもので、滋養強壮の薬として使われていたんだとか。

明治時代には、北海道北斗市のトラピスト修道院などでチーズが作られました。
本格的に作られるようになったのは、昭和初期である1930年代。これもまた北海道にできたチーズ専門工場で作られたのでした。

その後、ピザやチーズケーキが日本中に広まります。
さらにワインブームなどにより、多くの人にチーズが親しまれるようになったのが1970年代。
今では日本中どこでもおいしいチーズを食べることができます。日本のチーズ工房の数は、300を超えると言われているんですよ。


チーズと言えばやはりヨーロッパを思い浮かべますが、日本のチーズも負けていません。
全国各地においしいチーズを作る工房がたくさんありますが、特に北海道にはたくさんのチーズ工房があり、様々なチーズのランキング上位に選ばれています。

また2020年のインターネット調査でも、アンケート回答の8割の人が、北海道のチーズを好きと答えたそう。


日本は、プロセスチーズの種類もとても豊富。日本の高温多湿な気候で品質に個体差が出ないよう、様々なプロセスチーズが作られてきたんですよ。



私が住む宮城では、やっぱり蔵王のクリームチーズが有名です。仙台駅や空港でも販売している人気商品。パンやクラッカーに塗って食べるのがいちばんおいしい!いちごやブルーベリーのものは、デザート感覚でスプーンですくってそのまま食べてしまいます。

チーズの種類

現在チーズの種類は、世界中で1000種類以上とも言われています。

チーズは大きく分けると、「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」に分かれます。

ナチュラルチーズは原料に乳を使用し、固めて発酵させたもの。
ナチュラルチーズにはフレッシュ、ウォッシュ、白カビ、青カビ、ハード…など様々なチーズがあります。
さらにこれらを細かく見ていくと、例えばフレッシュチーズにはモッツアレラ、カッテージ、マスカルポーネ、クリームチーズなどがあります。

プロセスチーズの原料はナチュラルチーズ。
ナチュラルチーズを砕き、乳化剤などを加え加熱させて作ります。加熱することで乳酸菌がなくなるため熟成しません。そのため保存性に優れており、値段も手ごろです。
プロセスチーズは、パンにのせて食べるスライスチーズや6Pチーズ、キャンディーチーズなど、お手軽で食べやすいものがありますね。

スーパーで、ナチュラルチーズかプロセスチーズかを見分けるには、商品のパッケージにある成分表の箇所を見れば一目瞭然。
名称の部分に「ナチュラルチーズ」または「プロセスチーズ」と明記されています。

だんだんと熟成していく味を楽しみたい、という方ならナチュラルチーズがおススメです。
プロセスチーズは日持ちし、いつも同じ風味を楽しめるという点が優れています。

ここ数年でよく耳にしたのは「ブッラータチーズ」でしょうか。
“ブッラータ”はイタリア語で「バターの様な」という意味を持ち、その名の通りこってりとした風味豊かな味が特徴。

丸い形状でナイフで割ると、中からトロトロのモッツァレラチーズがあふれ出してきます。賞味期限は短いですが、冷凍の商品なども多く見かけるようになりましたよね。冷凍だと半年くらい保存がきくそうですよ。

チーズの栄養素

チーズの主な栄養素は、たんぱく質や脂質。その他ミネラルやビタミンなどが含まれています。

ナチュラルチーズ、プロセスチーズどちらも含まれている栄養素に大きな違いはありません。一番の違いは「生きた乳酸菌」。
ナチュラルチーズは加熱処理をしていないので、生きた乳酸菌を摂取することができます。

チーズは基本どれも栄養価が高くカルシウムやたんぱく質などが豊富、その上糖質が少ないので、ちょっとお腹がすいた時に食べたりダイエットに取り入れる方も多いのではないでしょうか。

食べやすいプロセスチーズは、お弁当に入れたり、小さなお子さんのおやつにしたりと使いやすいですよね。
お料理や、食べ方に合わせてバランスよく取り入れたいですね。

豚肉とチーズ 満足レシピ

お肉といっしょに食べると、ボリュームが出て満足感が高まるチーズ。
チーズをお肉で巻いて食べたり、とろけたチーズをお肉にかけたりと色んな食べ方がありますね。
付け合わせに野菜を足せば栄養もしっかり摂れます。

トロリとおいしい!カマンベールの豚肉巻

カマンベールは6等分にカットします。
※初めから6等分されているものでもOK!

薄切りの豚ロースでカマンベールを包むように巻き、さらにもう1枚のロース肉で巻きます。軽く塩胡椒を振り、油を熱したフライパンで巻き終わりを下にして焼いていきます。
中火でじっくり焼いていきましょう。お肉に火が通ったら、できあがりです。

お好みで焼きあがる前に醤油などで味付けしても良いですよ。

チーズを挟んでボリュームUP!ポークピカタ

ポークピカタは薄切りの豚肉に、粉チーズを混ぜた溶き卵を絡めて焼く料理。
さらにチーズを追加して、ボリュームアップさせましょう。

肩ロース肉の薄切り両面に、軽く塩コショウを振ります。
お肉2枚に、スライスチーズなど薄切りチーズを挟み、小麦粉を両面につけます。
さらにパルメザンチーズを混ぜた溶き卵に肉を付け、油を熱したフライパンで焼き、お肉に火が通ったら出来上がりです。

いかがでしたでしょうか。
チーズの歴史も深堀していくと面白いですね!
チーズと豚肉をたっぷり楽しめるレシピ、ぜひ作ってみてくださいね。